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加工技術


切る・曲げる・組む。その先に竜洋の技術

シャーリングやレーザー加工による「切断」、タレパン加工での「穴あけ」、高精度な「ベンディング」、そして溶接・リベット・アッセンブリによる「組み立て」。さらには塗装、切削、研磨まで、社内で一貫して対応できる体制を整えています。鉄・ステンレス・アルミなど多様な素材に対応し、建築・自動車・医療・農業・食品など幅広い業界の製品を製作。0.27mmの薄板から9mの長尺まで、「他ではできない」を実現するのが私たちの誇りです。長年積み上げたノウハウと最新設備、そして技能士による職人の技で、御社の課題に最適な加工をご提案いたします。

切る・開ける・切欠く

シャーリング

金属の板を必要なサイズに切り出すことを『シャーリング』といいます。
0.27mm~2.3mmまでの材料を切断し、それ以上の板厚の材料はレーザーを利用しています。最長6mの板材がシャーリングできます。

タレットパンチプレス加工

シャーは直線切りのみなので、金属板に正円、長穴、四角などの穴を開ける際にはタレットパンチプレスを利用しています。私たちはタレパンと呼んでいます。

高速のタレパン機器を使用し、高精度で生産性の高いパンチング加工を施します。
CAD/CAMで作成したNCプログラムを機械に読み込ませ、金型で打ち抜き加工を行います。要望される形状とXY寸法の金型はほぼ取り揃えています。タレパン加工可能板厚は2.3mmまでです。それ以上の板厚の金属板はレーザーを利用しています。シャーと違いデータを作成する必要がありますが、手作業では不可能な加工やケガキが不要という利点があります。

レーザー加工

金属板が2.3mm以上であったり、手作業やタレパンでは不可能な複雑な形状の穴開けや切り欠きが必要な場合に使用するのがレーザーです。

CO2レーザーとファイバーレーザーの2種類のレーザーを素材や設計に応じて選択しています。鋼板、ステンレス、アルミなど、さまざまな素材への加工ができます。
3次元レーザーを導入したことでL寸12mまでの長モノ材料の加工が可能になりました。鋼管は400φ、角パイプは300角までの材料に穴開け、切り欠き、特殊加工が可能です。H鋼の穴開け、勾配を付けた傾斜切断、部分切り欠き等の加工行います。高い精度で 梁や間柱用のH鋼の製作を行います。

曲げる

ベンディング加工

弊社が最も得意とする加工が曲げ(0.27mmから9.0mm)加工です。短いモノから長尺なモノまで可能です。板厚にもよりますが、最長9m鋼板を曲げることができます。箱曲げ、鋭角曲げ、R曲げなど、展開した状態の鋼板をご要望の形状に折り曲げます。
建築・建設の金物、薄物板金製品は、0.27mm、0.35mm、0.5mmなどの板厚鋼板が主です。一般住宅や公共施設建築の曲げモノの場合、既製品には無いモノや他では請け負えない形状・寸法・数量の製作がほとんどです。
水切りや見切りなどの壁用役物。片棟、雨押、軒先水切り、唐草、棟押などの屋根用役物。通気土台、出隅などの土台役物は依頼される設計者オリジナルの寸法と納まりを考慮した製品をつくっています。
幕板や屋根の部分的な下地や外壁パネルなどもご要望に応じて製作しています。

一級工場板金技能士

お客様の製品への評価が一番の糧となっていますが、技量を認定する制度を利用することで、竜洋工場技術者の技能を高め合うことにつながっています。国が行っている「一級工場板金技能士」の合格も技術社員の士気向上と製品品質の向上に役立っています。竜洋は「曲げ屋」を標榜しています。第三者が評価を行う国家資格である曲げの技能検定合格者が多くいることは励みになります。

日本一長い調理用鉄プレートでバーベキュー

長さ12Mの鉄板を製作して、キャンプ場でバーベキューを行いました。大勢の老若男女が集まって、楽しく食事をする事ができました。
巨大な鉄板をレーザー加工し、プレスブレーキで端部に曲げ加工を施し弊社製作のファイヤータンクという焚き火台を複数台置き、ファイヤータンクの上に長い鉄板を載せて肉を焼きました。
この様子は地方局ですがテレビ放映されたり、地方紙新聞に掲載され、日本一長い鉄板でバーベキューということで日本一認定されました。

付ける・組み付ける

溶接加工

加工した部材をアッセンブリして組み立てる製品があります。溶接、リベット打ち、ボルトナット締めなどを施して組み上げて完成させます。
鉄、ステンレス、アルミなど、造るモノや素材により、アルゴン溶接、CO2溶接、アーク溶接、TIG溶接、YAG溶接などからより良い溶接方法を選択しています。ロボット自動溶接機で同じ製品を多数造ることもあります。
溶接後は塗装仕上げやドブめっきを施す場合もありますし、めっき鋼板で製作して仕上げ無しの場合もあります。作り方や仕上げは、製品が取り付く場所により、またお客様の要望により変化します。空調製品が屋内外または一般住宅か工場使用であるか、などの違いにより、素材や造りが異なります。

ステンレス溶接

ステンレス板をカット及び穴開け及び曲げ加工した後に各パーツを溶接組立する製品も数多く製作しています。
加工しているステンレス素材としましては、0.3mmから6.0mmのSUS-304やSUS-430板材、各種厚みのFB(ステンレスフラットーバー)、各種サイズのステンレスLアングル(ホット材・コールド材)などがあります。ご要望に応じた素材でご指定の設計(組み立て方法)にて製作しています。

リベット留め

薄い鋼板は溶接することで穴が開いてしまう場合があります。0.5mmのガルバリウム鋼板で箱を作りたいというご要望を満たすには溶接ではなくリベット打ちで材料をつないで部材を組み上げていきます。
板厚にもよりますが、0.5、0.8、1.2、1.6、2.3mmの薄い鋼板でしたら、リベット留めは溶接接合と同等の剛性を持たせることができます。溶接の方が強そうに思えますがリベット留めでも十分な強さがあります。
薄い鋼板の溶接の可否は、鋼板の板厚によって、また製品にもよります。0.5mm、0.8mmの薄い鋼板はリベット留めで組み上げていく製品が多くあります。

アッセンブリ:樹脂・プラスチック・ガラス・グラスウール・配線

金属製の単品部材を作るだけでなく、あらゆる素材の部材を利用してひとつの完成品に組み上げる場合が多くあります。
産業用扉を製作する場合、扉の用途によって作り方はさまざまです。防音、断熱機能を持った扉の場合、グラスウールを充填する必要がありますし、框(かまち)に樹脂部材を取り付けたりもします。透明な樹脂板を切断してのぞき窓を作る場合もあります。

木製の板に加工した金属製品を取り付けることもあります。金属部材のみの製作を請け負う場合もありますし、その金属部材と金属以外の部材をアッセンブリして完成品に組み上げることを請け負う場合もあります。
製作する製品は食品業界、医療業界、自動車業界、建築業界、建設業界、農業業界、重電業界、家電業界など、関係する業界は多岐に渡ります。しかし、竜洋は金属板金加工工場です。組み付けを請け負っていますが「薄物板金加工製品」の製造があってのアッセンブリです。組み立てのみの作業は請けていません。

塗装

竜洋工場には塗装工場があります。浸漬式地下処理の焼付塗装ブースです。
アクリル、フッ素など180度の焼付塗装を行います。長さ4m、高さ2mまでの製品を処理できますが、大きなモノの塗装や溶融亜鉛めっき仕上げ(ドブめっき処理)は協力会社にお願いしています。錆留め塗装や下地塗装も塗装工場で処理しています。

塗装色につきましては、日塗工番号(JPMA 一般社団法人日本塗料工業会)での指定、またはマンセル値(三属性/色相・明度・彩度)を指定していただき、艶の指定(3分・5分・7分)や塗り方(1回塗り、2度塗り等)を指示していただいて塗装しています。
※塗装のみ、製品持ち込みによる塗装のご依頼はお請けしていません。

削る/切削加工

旋盤加工やフライス加工で作る部品の難度や精度により加工方法を決めています。 一般工具(刃)により通常の3軸加工機器で可能な加工製品なのか、又は特種な工具が必要で5軸多面加工が必須な加工品なのかを判断しています。
当社では以下の部品を切削加工しています。
  • 工作機械用部品
  • 半導体製造装置部品
  • 輸送用機器部品
  • 医療機器製造装置部品

旋盤加工

旋盤加工にて丸物(回転体形状)製品を作っています。円筒または円盤状の工作物をターニングセンタ複合加工機やNC旋盤工作機械、汎用旋盤によりご要望の製品を加工いたします。

外径削り、端部面削り、テーパ削り、内径削り、中ぐり、穴あけ、突切り、ねじ切りなどの転削により各種素材を高い精度で加工いたします。

フライス加工

フライス加工にて角物製品を作っています。平面加工、T溝加工、あり溝加工、段差加工、側面加工、キー溝加工など、汎用立型フライス機器やマシニングセンタによりご要望の製品を加工いたします。

鉄、鋳物、ステンレス素材を高精度にフライス加工します。小物から大物までご希望の製品を小ロットからお請けしています。

研磨加工

ドリル研削盤やドリル研磨機により表面仕上げを施しています。

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