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シャーリングマシン、タレットパンチプレス、ベンディングマシン、レーザーマシン、YAGレーザー溶接機の他にも加工作業において重要な役割を果たしている機器があります。ここでは竜洋工場で稼働しているその他の加工機器を掲載します。

 

アイアンワーカーIW45 II :2台(アマダ社製)

主に条鋼など形鋼の切断・穴あけ・切り欠き加工を行う際に使用する加工機です。アイアンワーカーはレーザーマシンの導入で使用頻度は少なくなりましたが、小ロット製品をすぐに加工したいという時にはたいへん便利です。

パンチ金型を多種類保有していますので、さまざまな孔径や形状の穴開けに対応できます。また、デジタルマシンのようにデータを作る必要が無い手作業であるため、急ぎ仕事の際に即時作業に入ることができるという利点があります。

 

セットプレス/SPH­30C:2台(アマダ社製)

さまざまなパンチング加工ができる機器です。アイアンワーカーと同じ機能を持っており、穴開け、四角抜きはもとより、切り欠きやスニップ、場合によっては金型をセットして鋼板のニブリング加工もできる優れた加工機です。
板抜きし、抜いた小さなパーツにφ6、φ8、φ10などの穴を数か所開けた後90°曲げしたい、という簡単な加工で小ロット製品でしたら金型さえ用意できればこれ一台で済んでしまう程便利な加工機です。

 

NC加工機:ONDV6-60(オリンピア技研社製)

NC金属加工機です。主に角パイプやC鋼などの穴開けに使用しています。プログラミングで孔位置、孔数、深さなどを制御できるためケガキの必要がありません。
レーザーの導入で使用頻度は少なくなりましたが、レーザー加工工程が詰まっている時は、本機を使用しています。L寸6mまでの材料が加工できます。

 

アンコイラー/半裁定尺自動切断機:2台( 城東機械製造社製)

多種類の板厚の鉄板をロール状に巻いたコイルから一定の寸法に切り出す仕組みの機器です。薄物板金専用ですがコイル重量は数百kg。中には数トンのコイルもありますので安全作業のために、また作業効率を高めるために有用な装置です。

 

折曲機/OT-60-13ADF(山本製作所社製)

薄物板金専用の折り曲げ機器です。液晶タッチパネルから角度設定、バックゲージの寸法設定などが行えます。板厚が0.27mm、0.3mm、0.35mm、0.4mmなどの薄いカラー鋼板製品を作るための多くの機能が備わっています。一般住宅用の水切りや独自設計の施設建築のオリジナル役物などの製作に利用しています。

 

バリ取り機/AuDeBu1000(オーセンテック社製)

幅1mまでの製品を大量に処理することができるR面取りバリ取り機です。手作業のサンダーがけでは得られない高品質なR面取り加工が可能です。粉じんやほこりの発生を極力抑える機能があり、快適な環境でバリ取り作業が完結できます。

 

バリ取り機/SHAKTTOⅡ(富士機工社製)・BMH-50600(理研開発工業社製)

下記の両機器ともに、板材のシャーリング直後やタレパンの切り欠きや追い抜きした鋼板のバリ取りや面取り処理に使用しています。

SHAKTTOⅡ

BMH-50600

 

パレットチェンジャー/AS(アマダ社製)

レーザーマシンへの材料供給システムです。レーザーマシンへの鋼板の搬入、搬出まで自動で長時間行ってくれる機器です。大ロット製品製作への対応が可能となったシステムです。

加工パレット10段による長時間連続運転が可能で、フリーペアテーブルで材料セットと仕訳作業が容易なため、夜に材料をセットし、次の日に加工品ができあがっているという優れた機器です。お客様の短納期要望に対応できるシステムです。